山本由伸が7回1失点で4勝目 ドジャースはブルワーズに5-1で勝利【5/25 ドジャース対ブルワーズ】

7回1失点92球——毎回安打を浴びながらも崩れなかった「精密機械」の真髄

2026年5月25日、ミルウォーキーのアメリカンファミリーフィールド。山本由伸がブルワーズ戦に先発し、7回7安打1失点、3奪三振、92球の内容でドジャースを5-1の勝利へ導いた。今季4勝目を挙げ、防御率は3.09となった。特筆すべきは、5回を除いて毎回のように安打を許しながらも、長打は一本も与えなかったことだ。「完全に試合をコントロールしていた」とデーブ・ロバーツ監督が評したその言葉が、この日の山本の投球を端的に表している。

初回は先頭打者への内野安打を許したものの、わずか9球で三者を打ち取る理想的な滑り出し。唯一の失点は2回、死球から1死一・三塁のピンチで内野ゴロの間に1点を失ったが、それ以上は許さなかった。6回には連打で一・二塁のピンチを招いたが、低めのスプリットで遊ゴロ併殺打に仕留め、流れを手放さなかった。試合後、山本は「積極的に振ってきていたので、丁寧にいいところを狙って投げた。カウントが悪くなっても、いろんなボールを投げられるのは自分の長所の一つ」と振り返った。

QS率80%はメジャー2位タイ——エース投手としての一貫性

この日でシーズン8回目のクオリティスタート(QS)を達成した山本由伸。QS率80%はメジャー全体で2位タイという驚異的な数字だ。1試合ごとに最低6イニング・3自責点以内を安定して投げられる先発投手は、現代MLBでも数えるほどしかいない。それをトミー・ジョン手術からの復帰1年目でやっているところに、この投手の規格外さが凝縮されている。

ドジャースのローテーションは、山本だけでなく佐々木朗希や大谷翔平も高いクオリティを維持している。その中で山本が防御率3.09を記録し、チームに安定した勝利を届け続けているという事実は、2026年のMLBで最も信頼できる先発投手の一人であることを示している。チームの3連覇への挑戦において、山本の存在は不可欠だ。

「ピンチで消える投手」vs「ピンチで強くなる投手」——スノーボーダーが見た境界線

スノーボードのコンテストで圧倒的なパフォーマンスを出せる選手と、練習では上手いのに本番で崩れる選手の差はどこにあるのか。長年ゲレンデで見てきて思うのは、「ピンチの場面でいつも通りの動作ができるかどうか」だ。焦って雑になる。体が固まる。そういう選手は、本番になるほど本来の力を出せない。

山本由伸の6回のピンチは、まさにその「境界線」を見せてくれた。一・二塁の場面で次の一球を選ぶとき、彼はきっと内側では高ぶっている。でも外側は淡々と、いつもと同じモーションでスプリットを投じた。その「平常心」こそが、毎回安打を許しながらも1失点で7回を投げ切れた理由だと思う。30年スノーボードをやっていて、あの境界線を越えられる選手の少なさを知っているから、余計に山本の凄さが刺さった。

防御率3.09のエースが見据えるもの——山本由伸の2026年はどこまで続く

今季4勝目を挙げ、防御率3.09を維持している山本由伸。このペースを維持できれば、シーズン終盤にはサイ・ヤング賞の候補として名が挙がることになるだろう。トミー・ジョン明けの「復活シーズン」が、単なる復帰ではなく「進化のシーズン」になりつつある。あなたは今季の山本由伸がサイ・ヤング賞を受賞できると思う?ぜひコメントで教えてほしい。

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