2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪が幕を閉じましたね。テレビの前で手に汗を握り、寝不足になりながら応援していた方も多いのではないでしょうか。
私もスキーとスノーボードを始めて30年。人生の半分以上を雪山で過ごしてきました。氷点下20度のリフトで凍えたり、猛吹雪で前が見えない「ホワイトアウト」を経験したり。
冬の厳しさを体で知っているからこそ、今大会のアスリートたちが放つ「輝き」には、メダルの色以上の感動を覚えました。
特に今、SNSで大きな話題になっているのが、ファッション誌『VOGUE』イタリア版が選んだ「今大会を象徴する12人のビューティールック」です。
スポーツライターとして30年、雪山のトレンドを見続けてきた私ですが、今回のVOGUEの選出には膝を打ちました。今回は、雪山を愛する一人のファンとして、彼女たちの美しさの秘密を紐解いてみたいと思います。
さすがイタリア!村瀬心椛選手の「ネルシャツ風」ウェアに脱帽
2026年2月付のVOGUEイタリア版が発表した、今大会を象徴する12人のリストによれば、日本人として唯一、このVOGUEのリストに選ばれたのが、スノーボード女子の村瀬心椛(ここも)選手です。
彼女のスタイルが世界中の注目を集めた理由は、その「素材感」にありました。スノーボードの村瀬選手のウェアが『フランネル(ネルシャツ)』風の質感だったことにVogueが目をつけたのは、さすがファッションの国イタリアだと唸らされました。
私たちがゲレンデで着るウェアも、最近は機能性だけでなく、街着に近い素材感がトレンド。本来は水に弱いネルシャツの風合いを、最新の防水技術で再現したウェアを着こなしている彼女は、まさにその頂点でしたね。
30年前と今のウェアの違い
・30年前:派手な色のナイロン素材、カサカサした質感が主流
・2026年:ネルシャツ風や街着に近い「素材感」と「機能性」の両立
・変化の理由:技術革新により、普段着のような見た目で防水・透湿が可能に
私が30年前に山を滑り始めたころは、いかにも「スポーツ用品」という感じの、カサカサした派手な色のウェアを着るのが精一杯でした。
でも今は、雪山でも自分らしく、普段着の延長で楽しむスタイルが当たり前。村瀬選手のルックは、まさにその進化を象徴するものでした。
マイナス20度でも崩れない?メダリストたちの「ツヤ肌」の秘密
ウィンタースポーツを楽しむ方なら、雪山の環境がいかにお肌に厳しいか、よく分かりますよね。冷たく乾燥した空気、強い紫外線、そして動けば汗もかきます。
私も長年、滑り終わったあとの「顔のパリパリ感」や「ボロボロになったメイク」に悩まされてきました。
だからこそ、今大会の選手たちの肌の美しさには驚きました。今回のトレンドは、厚塗り感のない、内側から光るような「ツヤ感(グロウ)」です。
金メダリストのアリサ・リュウ選手やアイリーン・グー選手が見せた、冷たい風にさらされても潤いを失わない肌。これは、保湿バームを薄く重ねるなど、高度なテクニックの賜物です。
この「保湿の層」を作る工夫は、私たちが冬の街歩きや旅行を楽しむときにも、乾燥から肌を守る最高の手本になります。
順位だけじゃない!自分らしく輝く姿から私たちがもらえる「元気」
今大会を見ていて感じたのは、選手たちにとってメイクやファッションは、単なる「お洒落」ではないということです。それは、自分を奮い立たせるための「戦うための装束」なのだと思います。
SNSで「あの選手のリップ、どこのブランドかな?」「あのヘアピン、真似したい!」と盛り上がるのは、彼女たちの生き方に私たちが共感し、そのパワーを少しだけ分けてほしいと願うからではないでしょうか。
30年前のスキー場には、女性がメイクをして滑ることを少し冷ややかな目で見る空気も、正直ありました。
でも今は違います。自分が一番好きな姿で、最高のパフォーマンスをする。その凛とした姿こそが、世界中の人の心を動かしたのです。
まとめ
五輪は終わりましたが、彼女たちが教えてくれた「自分らしくあることの美しさ」は、私たちの日常にも取り入れられるヒントばかりです。
村瀬選手のようなトレンドを取り入れたウェア選びや、過酷な冬に負けない丁寧な保湿ケア。そんな小さな工夫が、毎日を少しだけ特別なものに変えてくれるはずです。
冬のスポーツは、心も体も、そして見た目も強く美しくしてくれます。あなたは今大会、どのアスリートの「スタイル」に一番元気をもらいましたか?
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