大阪の強豪女子バスケ部で、副顧問として過ごした3年間

大阪の強豪女子バスケ部で、副顧問として過ごした3年間 部活顧問のリアル
※この記事は、僕自身の教員生活での体験をもとに書いています。

これまでバスケットボール、サッカー、書道、ソフトボール、剣道と、いろいろな部活の顧問をしてきました。1〜2年でコロコロと変わることも多かったのですが、その中でも一番苦労したのは、大阪にいた頃に務めた女子バスケットボール部の副顧問です。

この記事でわかること

  • 強豪校の部活動にかかわった経験
  • 「察しなければならない」ことのしんどさ
  • 合宿の一日の流れと、何もできなかった自分
  • 他校の先生の一言に救われたこと

大阪でベスト8常連の強豪校だった

その学校の女子バスケットボール部は、大阪でベスト8に入ることが多い強豪校でした。休日の練習試合、夏休み・冬休み・春休みの合宿や遠征。そうした強豪校ならではのスケジュールに慣れるだけでも、時間がかかりました。

「言ってくれなければわからない」という僕の考え方

正直に言うと、当時の僕は何もできていなかったと思います。期待もされていなかったと思います。今になって振り返ると、僕に勉強させるために、正顧問の先生があえて細かいことまで言わなかったのかな、とも思います。それでも、言ってくれなければ、教えてくれなければわからない、と今でも思うところがあります。

実際にあったのが、練習試合に行くとき、正顧問の車に乗せていただいていたことです。正顧問の感覚では、気を使って遠慮すべき、ということだったようで、そのことを遠回しに言われました。それ以降、乗せていただくことはなくなりました。言ってもらえれば分かるのに、と思う出来事の一つです。

察しなければならない、ということは、今でも僕の考え方とは違うと思っています。どうしても「もっと具体的に言ってくれれば」と思ってしまう自分がいました。怒鳴られたり罵倒されたりすることはありませんでしたが、察しなければならないということが、僕にとってはしんどかったのです。察することができず、何もせず、後になって「ああ、そうしなければならなかったのか」と気づいて反省する。その繰り返しでした。だからこそ、後輩には同じ思いをしてほしくないので、できるだけ具体的に言葉で伝えることを心がけています。

合宿で何もできず、何の役にも立てなかった一日

合宿の一日は、だいたい決まった流れでした。朝起きて身支度を整え、みんなで朝食をとります。よく指導が行き届いている部員ばかりなので、基本的に生徒たちがすべて動きます。自分は特にすることがなく、何もしなくていいのかと落ち着かない気持ちになりました。自分勝手ですが、しんどかったです。何もしていないのだから、楽なはずなのですが。

午前の練習も、指導ができないので、やることがありません。何か察して動かなければならないのでしょうが、結局わからないまま終わってしまいました。昼食は生徒たちが動くので、ほとんど食べるだけです。午後の練習も、特に何もできません。夕食も同じように、特に何もやっていませんが、食事だけはしっかりといただいていました。

夜のミーティングでは、正顧問に言われたわけでもなく、勝手に個別に生徒としゃべってしまい、正顧問に迷惑をかけたこともありました。その後は宴会という流れでした。基本的に人付き合いを広くする人間ではないので、様々な人とのお付き合いも日々修行でした。大きな部屋に顧問みんなで寝ることも多かったので、修行だと思いながら参加させていただいていました。

「おたくの正顧問は難しい人だから」という一言に救われた

正顧問の先生との具体的なやり取りは、あまり覚えていません。それでも一つ思い出せるのは、正顧問ととても仲の良い、穏やかな男性の先生からいただいた言葉です。赴任して1年半ほどたった頃、僕がバタバタしているところを見られていたのだと思います。その先生は「おたくの正顧問は難しい人だから」と言ってくださいました。下の立場から見て大変だろうと思っていただいていたのだと思います。正顧問とは長年の付き合いがあった先生だからこそ、気難しい人だと分かっていたのでしょう。その一言で気持ちが楽になり、とても救われました。

ポイント

3年間の中では、自分の成長になかなか気づけていませんでした。それでも今、当時のあらゆる経験が今の自分の糧になっていると実感しています。それまでの人生で経験したことのないことを経験させてもらった3年間だったので、今になってようやく、すべてに感謝できるようになりました。

まとめ

大阪での副顧問としての3年間は、いろいろなことを学ばせてもらった時間でした。強豪校特有のスケジュールへの対応も、察することを求められるしんどさも、経験を重ねる中でしか身につかないものでした。だからこそ後輩には、できるだけ具体的に言葉で伝えるようにしています。

まとめポイント

  • 大阪の強豪女子バスケ部で副顧問を3年間経験した
  • 「察しなければならない」ことがしんどく、後輩には具体的に伝えている
  • 他校の先生の一言に救われ、当時の経験を今は糧に感じている

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