保護者面談で、僕が必ず伝えるようにしていること

保護者面談で、僕が必ず伝えるようにしていること 保護者の方へ
※この記事は、僕自身の教員生活での体験をもとに書いています。

保護者面談は、担任として毎年欠かせない時間です。短い時間で何を伝え、何を聞くか。長年やってきた中で、僕なりに大事にしていることがいくつかあります。

この記事でわかること

  • 保護者面談で必ず伝えていること
  • 「なんとでも言えてしまう」ようになった、自分なりの理由
  • 初めての担任で何もかもが手探りだったこと
  • 先輩教員のアドバイスで気持ちが変わったこと
  • 保護者に渡している成績資料の形式

学校での様子と、成績と、家庭での様子をつなぐ

面談で心がけているのは、まず友達関係など学校での様子をお伝えすること。そして成績を共有すること。そのうえで、ご家庭での様子をお伺いすることです。学校だけ、家庭だけでは見えないことも、両方をつなげると見えてくるものがあります。

個別の成績を自分でまとめたものや、模試の結果などを保護者の方にお渡しして、現状の共有に努めるようにしています。口頭だけで伝えるより、手元に残るものがあったほうが、後から見返してもらえます。面談は最低でも30分はやるようにしています。短く切り上げてしまうと、伝えたいことも聞きたいことも、中途半端になってしまいます。

経験を積むほど「なんとでも言える」ようになってしまう怖さ

正直に言うと、はっきりと覚えている想定外のエピソードは、あまりありません。それでも経験を積むごとに、言葉はあまりよくないですが、なんとでも言えるようになってしまっている自分がいます。様々な場面を経験することで、焦らず、ある程度落ち着いて対応できるようになったのだと思います。初めてのことは、今でも焦ってしまいます。それでも1回でも経験していれば、2回目以降はなんとなくわかるので、何とかなる、と思えるようになりました。自分にとっては、経験が何よりも重要なのだと思っています。

3浪をしているという事実から、人よりも年齢の割に経験が不足しているという意識があります。だからこそ、一つひとつの経験を大事にし、記録に残し、頭の中で整理して、次に活かす、ということを心がけています。保護者がちゃんと納得しているかは、あまり定かではありません。それでも経験を重ねることで、少しずつブラッシュアップできているのだと思っています。

初めて担任を持ったとき、経験が何の役にも立たないと感じた

今の職場に赴任した時点で、教員としての経験は8年ほど積んでいました。他校では担任もさせていただいていました。それでも赴任してからの2年間は、副担任をさせていただいていました。今の職場は、生徒にとって担任の役割、存在が大きい学校なのだと思います。副担任の2年間は気楽に、本当にとても楽しく過ごしていました。

幸運にも、3年目から専任教諭にしていただき、担任をさせていただくチャンスをいただきました。それなりに経験を積ませていただいていたので、何とかなるだろう、という自信はありました。しかし、いざ1年生の担任を始めたら、何をすればいいのか、どうすればいいのか、次は何をすればいいのか、先が見通せず、ずっと戸惑っていました。それまでの経験がなんの役にも立たないと感じました。今にして思うと、いくらでも活かせたのかもしれませんが、すべてが手探り状態だったので、当時はいろいろと行き詰まっていたのだと思います。

「自分の考えが100%理解されることはない」というアドバイス

これは保護者会でのことです。自分の考え、やり方を参加された保護者に伝えました。理解していただけないことがありました。自分の考えと保護者の考えが違うのだと思いました。どうしようかと先輩に話を聞いていただいたときに、自分の考えを100%理解されることはないし、理解される必要もないのではないか、と言っていただきました。学校として、教員として、担任としての考えと、親としての考えは一致しないことがあって当然なのでは、ということでした。

100%理解していただくために保護者に合わせる必要はないのではないか、ということなのだと理解しました。自分の考え、やり方に固執するつもりはありませんし、固執すると成長が止まってしまいます。自分の考えを疑うことから始め、毎回検証を繰り返し、その時の最善を尽くす。このことを意識して日々研鑽を積んでいます。

保護者に渡している成績資料

今の学校は、テストの点数の一覧を学校として出さないので、生徒からすべてのテストの点数を紙に書いて提出してもらい、それをまとめたものを面談で使っています。各科目の平均点とクラス順位も付け加えています。自分が生徒と面談するときに必要だと思う資料を、自分で作っています。

ポイント

面談は一方的に伝える場ではなく、学校と家庭で現状をすり合わせる場。完全に理解されることはないと知ったうえで、それでも伝え続けることが大事なのだと思っています。

まとめ

保護者面談で大切にしているのは、学校の様子・成績・家庭の様子をひとつにつなげて共有すること。そして、自分の考えが100%理解されるわけではないと分かったうえで、それでも十分な時間をかけて丁寧に伝えることです。初めて担任を持ったときの戸惑いも、3浪をしている自分の経験不足の自覚も、今の面談のやり方につながっています。

まとめポイント

  • 学校での様子・成績・家庭での様子をつなげて共有する
  • 経験を積むほど「なんとでも言えて」しまう怖さがあり、一つひとつの経験を記録して次に活かしている
  • 初めて担任を持ったとき、それまでの経験が役立たないと感じるほど戸惑った
  • 「100%理解されることはない」と先輩に言われ、それ以来しっかり伝えることを心がけている
  • 成績資料は生徒に提出させたテストの点数を自分でまとめている

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